アウトリガーの設置ミスがもたらす危険

クレーン作業で最も多い事故原因の一つが、アウトリガーの設置ミスです。

「少し傾いているだけ」
「この地面なら大丈夫だろう」

こうした小さな油断が、クレーン転倒という重大事故につながることがあります。

アウトリガーとは何か

アウトリガーとは、クレーン作業時に車体を安定させるための支持装置です。

クレーンで荷物を吊り上げると、車体には大きな横方向の力がかかります。
この力を支えるのがアウトリガーです。
つまりアウトリガーは、クレーンの安全を守る最も重要な装置と言えます。

アウトリガー設置ミスで起きる事故

アウトリガーの設置が不十分だと、次のような事故が発生する可能性があります。

  • クレーン車の転倒
  • 荷物の落下
  • 車両の破損
  • 作業員の重大事故

特に多いのが、地面の沈み込みによる転倒事故です。

よくあるアウトリガー設置ミス

現場でよく見かけるミスには、次のようなものがあります。

  • 地面が柔らかい場所にそのまま設置する
  • 敷板を使わない
  • アウトリガーを完全に張り出していない
  • 水平を確認していない
  • 片側だけ沈み込んでいる

一見問題がないように見えても、荷を吊り上げた瞬間に車体バランスが崩れることがあります。

安全な設置のポイント

アウトリガーを設置する際には、次のポイントを必ず確認しましょう。

  • 地盤がしっかりしている場所を選ぶ
  • 敷板を使用する
  • アウトリガーを最大まで張り出す
  • 車体の水平を確認する
  • 設置後に沈み込みがないか確認する

この基本を守るだけで、クレーン事故の多くは防ぐことができます。

小さな確認が大きな事故を防ぐ

クレーン事故の多くは、「大丈夫だろう」という油断から起こります。
アウトリガーの設置は数分の作業ですが、この確認が現場全体の安全を守ります。
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