現場向け 年次点検 ワイヤーロープ
クレーンの「紐のゆるみ」、放置していませんか?
クレーンを使っていると「ちょっと紐がゆるんでいる気がする」「前はもっとピンと張っていたような…」と感じることはありませんか?
実はその“紐のゆるみ(ワイヤーロープの異常)”は、年次点検で必ず確認すべき重要ポイントです。
本記事では、なぜ危険なのか/どこを見るべきか/放置すると何が起きるのかを分かりやすく解説します。
クレーンの紐(ワイヤーロープ)は「命綱」
クレーンのワイヤーロープは荷を吊り上げるための命綱です。異常があると、次のようなリスクが高まります。
- 荷の揺れが大きくなる
- 巻き上げ・巻き下げが不安定になる
- 最悪の場合、ロープの損傷や断線につながる
「まだ使える」ではなく、安全かどうかの視点で判断することが重要です。
なぜワイヤーロープは「ゆるむ」のか?
ワイヤーロープがゆるむ原因は、1つとは限りません。よくある原因は次の通りです。
- 長年の使用による伸び
- 巻取りドラムのズレ
- ロープの偏った巻き癖
- 荷重のかけ方の偏り
特に、長期間使用しているクレーンや旧型機種では、ロープの伸びやクセが出やすくなります。
紐のゆるみを放置すると起こること
「少しゆるんでいるだけだから大丈夫」と使い続けると、次のようなトラブルにつながります。
- 荷の位置が安定せず、作業効率が落ちる
- ロープが偏って摩耗しやすくなり、素線切れ・ささくれが増える
- 年次点検・特定自主検査で指摘を受ける
- 結果として、修理・交換の費用が大きくなることがある
見た目以上に内部でダメージが進んでいるケースもあるため、早めの確認が重要です。
年次点検で必ず確認するポイント
年次点検では、次のポイントを重点的に確認します。
- ロープの張り具合に左右差がないか
- 巻き取りが均等に行われているか
- 素線切れ・ささくれ・変形がないか
- ロープの動きに引っかかりがないか
現場での簡易チェックだけでは判断が難しいことも多いため、年次点検では専門業者による確認をおすすめします。
調整・整備を行うとどう変わるのか
適切な調整・整備を行うことで、次のような改善が期待できます。
- ロープの張りが均等になる
- 荷の揺れが少なくなる
- 巻き上げ動作がスムーズになる
- 機械全体の安全性が向上する
結果として、事故防止・機械寿命の延長・作業効率向上につながります。
ユニッククレーン専門だから分かる違和感
ナカヤマ機械では、建設会社様のクレーンを下記の体制でサポートしています。
- ユニッククレーン専門工場
- 旧型から最新型まで対応
- 年次点検・特定自主検査に対応
- ワイヤーロープの調整・交換実績多数
「他では異常なしと言われたけど、なんとなく不安」――そんなケースでも、専門だからこそ分かる“違和感”を見逃しません。
「ちょっと気になる」は、点検のサイン
次のような違和感があれば、点検・調整のタイミングです。
- 紐が以前よりゆるんだ気がする
- 荷が揺れやすくなった
- 巻き上げ時の動きが不自然
大きなトラブルになる前に、早めの確認をおすすめします。
まとめ:ワイヤーロープのゆるみは小さな異常ではない
クレーンの紐(ワイヤーロープ)のゆるみは、安全・工期・コストすべてに関わる重要ポイントです。年次点検を「義務」で終わらせず、現場を守るための時間として活用していきましょう。













